43 crepe&sweets mimi
ほんわか穏やかな気分にさせてくれる〈ミミ〉のクレープ
食べ終わったあと、また食べたくなった。そう思えて、気軽に再訪できるように。
スッと溶ける軽やかな甘さのクレープたち。
日常に溶け込むようなやさしいおやつ。それが、『mimi』のクレープ。米粉と小麦粉をブレンドしたもっちり&しっとりな口当たりの生地に、生クリームとフルーツを包んで仕上げられるクレープは、大きすぎず小さすぎずの絶妙なサイズ。
生いちごマシュマロのクレープで言えば、生クリームの中にミニマシュマロが入っていて、できたてをほおばるとマシュマロのムニッとした食感が楽しめます。これがカットされたいちごの甘酸っぱい風味とマッチして、まとまりある味わいに。チョコバナナのクレープもおいしくて、食べ進めるうちに「あれっ、もう食べ終わっちゃった」と感じることも……。
「『食べきれなかった』より、あえて『もう食べ終わった』と感じるサイズ感を目指しているんです」
そう話してくれたのは、店長の宮野さん。子どもや少食な人でも食べきれるように、ごはんの前後で少しだけ食べたい時にと考えて、このサイズ感にしているそう。

ちょうどいいサイズのカップシフォンも人気。コーヒーと好相性。

「いちごが好きで」と宮野さん。いちご色に塗られた壁がキュート!

硬めにしっかり焼いた「フレンチプチシュークリーム」。冬季はチョコ味がお目見え
なにげない日常こそが大切。それを支えるお店になれたら。
のんびりとした空気感を持つ住宅街の中、畑仕事を終えた人が小腹を満たしに訪れたり、近所の子がおこづかいを握りしめて来たり、ご近所さんたちがふらっと集まって雑談で盛り上がったり。かと思えば、しんと静かな時もあったり。
「近くにはコンビニもスーパーもありません。最寄りの小学校も廃校になってしまっています。観光的なものも何もない、のどかな住宅街です。そういう環境こそが私の求めていたもので、まさに理想の場所でした。この場所にちょっとした食べ物のお店があるといいだろうなって」
以前、冬は『HIGH CREPE』でクレープを、夏は『viva! juice shop』でフレッシュジュースを作っていた宮野さん。その前は東京の飲食店で働いたり、かと思えば工場の事務員として働くなど多彩な経歴。聞けば、20歳あたりから自分のお店を持つために、さまざまな経験を積もうと考えて行動してきたそう。しかし、多忙から体調を崩して入院してしまうことに。
「その時に考えたんです。誰のために、何のために仕事をしていたんだろう。自分自身を大切にできていたのだろうか、と」

入口すぐの壁には全メニューを掲示。会計は現金オンリー。

気づかずに通り過ぎてしまいそう…だけどそこがイイ!
毎日の生活に溶け込むような幅広さと柔軟さをこれからも。
自分のペースで、生活の中で仕事をしていきたいから〈一生モノ〉のお店をしようそう強く思い直して、自宅兼店舗として2023年8月10日にオープン。
クレープをメインにしようと思ったのは、甘いだけではないおやつがあるからとのこと。意外にも、宮野さんは甘すぎるものが苦手。ケーキも喜ばないタイプなのに、クレープだけは食べることができたのだそう。
「クリームだけではなく、ソースも包めるクレープの幅広さというのかな。誰かと食べに行った時、選択肢の中に、自分も食べられる甘くないおやつがある。それに気づかせてくれたのがクレープだったんです」
それもあって、ここのクレープはライトな甘さ。シフォンも甘さ控えめに、フレーバーは日替わりで。オープン時には無かったフレンチプチシュークリームは、お客からの「あったらいいな」という声を聞いて、作り始めたおやつだそう。
「店名の由来は『耳』です。いろんな声を聞いていきたい、お客様の声に耳をかたむける、地域に溶け込んだお店でありたくて」
ふだん使いできるサイズと価格で、この先もずっと。
crepe&sweets mimi

店舗情報
- 店名
- crepe&sweets mimi
- 住所
- 高岡市富岡町2-47
- 電話番号
- 0766-54-5431
- 営業時間
- 11:00~19:00、土日祝10:00~18:00 ※材料が無くなり次第終了
- 定休日
- 月曜、第3日曜
- @crepe_sweets_mimi