25 ROSETTA O MICHETTA
〈ロゼッタ・オ・ミケッタ〉で見つけた知れば知るほど虜になるスコーンサンド
いつかは街の風景になれるように毎日コツコツと続けていきたいです。
朝8時からオープンしているお店で見つけた甘いおやつ。
市電「上本町」で下車して、やわらかな日の光を受けつつ、赤い建物を目指す。濃い緑のドアをそっと開けて中へ。何度来ても、ここだけ海外かと思うほど独特の雰囲気。
こちらは〈CIBOのサンドイッチ屋台〉なので、食事系のサンドイッチが多め。
どのサンドイッチもおしゃれで食べごたえもあるのだけど、実はコーヒーでひと休みしていく人も少なくないのだとか。
「コーヒーと合うような、軽めのものや甘いものをと考えて、ティラミスを置くようになったんです」
と、やわらかな口調で話すストアマネージャーのコマさん。ほど良いほろ苦さと深みのある甘さの大人な味わいのティラミスは、店内でゆったり時間を過ごしたい時のおともにぴったりだなあ……と、ショーケースを眺める中でスコーンサンドを発見。ほどよいボリュームで小腹が減った時のおやつによさそう!

イギリスのヘリテージな赤が印象的な壁と、ぎっしり並ぶアイテムたち。1歩入ると海外のカフェに訪れたような気分に。CIBOのトラディショナルなティラミス。店舗を任されてから、「ドリンクに合わせたいスイーツも」と少しずつ増やしたもののひとつ
意見を交わし合う時間も大切にみんなで作り上げていく。
パンやトリッパは花水木通りにある『CIBO DELI BAKE』から毎朝届き、それらを使ってコマさんが一つひとつサンドイッチに。サンドする具材やクリーム、ソースなどのほとんどはコマさんの手作りと聞いてびっくり。
「自分が『食べてみたい!』と思う商品を考えて、CIBOのオーナーやスタッフと意見を交わしながら作り上げる時間が貴重で。メンバーと一緒に話し合いつつ考える中で閃いて、みんなで試食して。それから『ひと味足りない』とブラッシュアップされていくのも楽しくて」
そうやって生まれたサンドイッチの中でも、ちょっと異色なのがこのスコーンサンド。甘系のサンドイッチとしては、CIBO時代からベーグルがあったけれど、「スコーンでもやりたい」と思ったのだとか。
第一弾は2022年1月にあんことくりをはさんだこっくりとした冬味を。そして5月には春夏味として、レモンカードとブルーベリー粒をはさんだスコーンサンドがおめみえ。興味深いのが、あたたかいスコーンではなく、ひんやりスコーンということ。それもあってクリームもフルーツもたっぷり。
「CIBOのプレーンスコーンはベースが塩味なので、甘みが合わせやすいんです。旧CIBOの頃からあるスコーンで、私はこれが大好きなのですが、あまり知られてなくて……どうにか脚光を浴びせたいと思ったのがきっかけかも」
と笑ったコマさんが、とてもチャーミングで。

店頭に並ぶのはベーグルサンド、バインミー、キューバサンドなど食事系のサンドイッチがメイン。その中にスコーンサンドやティラミスなどの甘系もあり、どれもおしゃれでおいしい!
自分がおいしいと思うものを誰かと分かち合う幸せ。
朝から昼下がりまで開いているこのお店には、いろんな人がやってきます。そのお目当ても過ごし方も人それぞれ。まるで人と人との交差点のよう。
『ロゼッタ・オ・ミケッタ』がオープンしたのは2019年6月9日。コマさんがお店に立つようになってから、そろそろ約3年目。
「私は旧CIBOの頃からのお客さんだったし、以前勤めていたカフェにオーナーがよく来てくれていて、ちょっとした世間話をするような間柄だったんです。それもあって『ロゼッタ・オ・ミケッタ』のオープン初日に行ったら、『このお店をやってみないか』とお声をいただいて」
その言葉を真剣に考え、準備して……そうして、半年後に『ロゼッタ・オ・ミケッタ』に立つこととなったコマさん。「was'nt born to follw」誰に何にこびることなく、自由に表現し続けたいという思いを胸に、自然体でのびやかに作る味は、今日も、きっと誰かのおやつに。
ROSETTA O MICHETTA

店舗情報
- 店名
- ROSETTA O MICHETTA
- 住所
- 富山市上本町4-7 FIRST SONG
- 営業時間
- 8:00~14:00
- 定休日
- 水曜・その他
- @rosettaomichetta