Toyama Favo Web 富山ファーボウェブ

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小矢部市 安養寺

18 물론 Cafe. INO

誰もが楽しめる思いやりあふれる韓国料理

冷麺 1,300円、ソルロンタン 1,500円、プルコギキンパ 1,320円

畳や障子など日本家屋らしさはそのままに、韓国から持ってきたという家具や茶器などが並ぶ。韓国の伝統的なテキスタイルを使ったソファ席。まるで韓国の民家に遊びに来た気分。

日韓の伝統が調和したどこか懐かしい空間

 小矢部市の田園風景に突如現れる、異国感漂う「ムルロンカフェ イノ」。ここでは、本場の味をベースに、日本人の味覚に合わせて辛さを調整した韓国料理を提供している。さらに、西洋や和食の要素を取り入れて、誰もが違和感なく美味しく食べられるように工夫しているから、韓国料理に馴染みのない人でも安心して楽しめる場所だ。
 店主のイノさんは韓国の釜山出身。アニメをきっかけに日本に興味を持ち、雑誌で見た日本の風景に惹かれて約20年前に来日したそう。その後、市民講座で韓国料理を教えていたのをきっかけに、石川県の調理師学校で本格的に料理を学び、ちょうど5年前に店をオープン。今では流暢な日本語を話し、市民講座や学校で韓国語を教える機会もあるという。その温厚で親しみやすい人柄も相まって、地域で愛されるちょっとした有名人だ。広い交友関係を活かしてマルシェを主催することも。(次回は10月5日に道の駅メルヘンおやべで開催!)
 店は日本家屋の空き家を活用。一歩足を踏み入れると、韓国から取り寄せたという趣のある家具たちと、どこか懐かしい日本の空間が融合した、心地よい雰囲気となっている。特に目を引くのは、イノさんのご実家から持ってきたというテーブルが置かれた茶室。まるで現地にいるかのような気分で、食後のお茶が楽しめる。
 今回いただいたのは、お店で一番人気の「ソルロンタン」と、これからの季節にぴったりの「冷麺」。「ソルロンタン」は、長時間ぐつぐつと煮込んだ優しい味わいのスープに、つるっとした素麺が入っていて、日々の疲れを癒してくれるような奥深い美味しさ。一方、「冷麺」はさっぱりとした爽やかさに、コシのある麺の食感がくせになる、食べ応えのある一品。どちらも韓国料理をベースに、食べやすく工夫されているというのが頷ける絶品だ。
 イノさんの親しみやすい人柄と、日本と韓国が調和した居心地の良い空間、そして誰もが美味しく味わえる料理の数々。「美味しい韓国料理屋知ってるよ!」と誰かに教えたくなるような、そんな店がまたひとつ増えた。

食後にお茶を頼むと、まるで王室のような異国空間でお茶を堪能できる。

漢方のお茶「サンファ茶」と、韓国伝統のお菓子「ユガ」のセット。

店主のイノさん。可愛らしいTシャツはイノさんの親戚がデザインしたもの。

小矢部市 安養寺

물론 Cafe. INO

店舗情報
店名
물론 Cafe. INO
住所
小矢部市安養寺1787
電話番号
090-9445-2731
営業時間
11:30〜22:00
※完全予約制(予約は前日まで)
定休日
木曜
駐車場
Instagram
@cafe.ino

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