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富山市 大泉町

10 豆こ食堂 やむなし

〈豆こ食堂 やむなし〉の心が落ち着き、笑顔になれるおやつ

心と体と環境のバランスがとれる〈人を支える〉おやつと食を目指して。

公園前に佇む食堂には豊かな時間が待っていました。

 青い扉をそっと開けて一歩入ると、黒板にぎっしりと描かれた寄せ書きに驚きつつも、つい、笑みがこぼれて。店内には親子のための絵本棚があり、奥の壁には子どもたちや訪れた人のメッセージで作られた「樹」が花咲いています。
 東中野公園の目の前に、2019年4月13日にオープンしたこちらは、穏やかな味とやさしい人が集まる食堂。ランチに訪れる人が多いのだけど、
「ここの甘いものは、そっと心に寄り添って癒してくれる味なの」と、訪れる人も同じくらい多いのだとか。メニュー表を開いてみると、〈昔風プリン〉があり、その説明がこれまた印象的!
「オーブンではなく、蒸し器でじっくり作っています。その日の気温、湿度、卵液のごきげんに左右されるので、蒸し時間もその日次第。10分ほどで蒸し上がることもあれば、30分近くかかることもあるんです」
 と話すミズノさんは、プリンをはじめあまいもの系担当。どんなプリンを目指しているの?と尋ねると、「昭和の日本の家庭で出されるような、硬めのプリンです。素朴でやさしい味わいも!」と笑顔で答えてくれました。プリンに使われる材料は平飼いの有精卵、牛乳、きび砂糖といたってシンプルながら、こだわりは無添加であること。これは店内全メニューに通じるこだわりなのだそう。

この日の「本日のケーキ」は自家栽培の蜜柑とショコラのパウンド(乳・卵・上白糖不使用)。やわらかな甘酸っぱさに思わず笑みが

1冊ずつ手作りのかわいいメニュー表!

実体験を通して知った食べられることの大切さ。

 店主であり料理人のイイヌマさんと、陶芸家でありあまいもの担当のミズノさんが作る〈食〉は、やさしさを込めて丁寧に、添加物を使わず作られる穏やかな味。
「私自身、身体が弱くて。この体質をどうにかしたいと悩み、突き詰めたら〈食〉が大切だと気付いたんです。さらに追求した結果、マクロビオティックの考えに強く共感して」
 そう話すイイヌマさんは、東京の割烹や病院の食堂などで約6年勤めるかたわら、2年間かけてマクロビオティックの師範を習得。「食事で人を支える」ことを学び、ホテルでシェフとしても腕を振るった経歴を持っています。
「おいしいのに食べられるかどうか、体質的にわからない……そういう寂しさを少しでも無くしたいんです。安心できる材料を使っているから、ここでなら食べられるという方もいらっしゃって」
 心も体も病むことなく、食べることを楽しんでほしい。店名の『やむなし』には、「しょうがない」以外にも、望むことを止めなくていい、食べることを諦めなくていいそんなあたたかな想いが込められています。

地域に〈食〉で恩返ししたい。そのカタチを求め続けて。

「今食べているケーキ、おいしい?」
「うん、とっても!」
「それ、この野菜が入ってるんだよ。食べられたね、良かった!」
「えっ!?」
 そんなたわいない親子の会話が聞こえてくるのも、ここならでは。おなかを満たすだけでなく、心も満たしたいから、イイヌマさんもミズノさんも会話を大切にしています。褒めて、肯定するだけでなく、時にはその人のためを思って厳しめのことを言う時もあるのも、聞き流さずに受け入れて考えてくれているからこそ。
「こども食堂(ちいき食堂)を定期的に開催できる飲食店としてモデル化する」
 開店時に目指した想いは、丸2年を迎えた今も揺らぐことはありません。親子だけでなく、家事の合間に一息つきたいお母さんも、仕事に追われた社会人たちも、近隣の学生さん、おじいちゃん、おばあちゃんも立ち寄って……みんなで一緒に〈食〉を楽しめて、人と人とのハブ的な場所になりたい。そんなメニューをこれからもずっと作り続けていきたい。
『豆こ食堂 やむなし』で過ごすおやつの時間は、決して大げさなものじゃない。なんでもない日常こそが、幸せだと気付かせてくれる時間なのです。

富山市 大泉町

豆こ食堂 やむなし

店舗情報
店名
豆こ食堂 やむなし
住所
富山市大泉町1-7-14
電話番号
076-413-2264
営業時間
10:30~20:00(19:00L.O.)
定休日
月曜、火曜、不定休
WEB SITE
https://oyasai8674.jimdofree.com
■マスク着用 ■消毒液の設置

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